DMのかたちや形状については、定型はがきDM、封筒入りDM、箱物・厚さのあるDM、封筒にいれず単体で送付するDM、圧着加工や特殊加工を施したDMなどさまざまです。
やはり、目的に応じて検討・構成していきます。インターネットやケイタイサイト、他のツールとの連動も視野に入れたいところです。
バリアブルDM
DMの中身を1枚単位で変えながら印刷する技術は、バリアブル印刷もしくは可変印刷と呼ばれています。デジタルの印刷技術の進歩により比較的安価で提供できるようになってきました。
全く同じ広告表現で商品やサービスを多くの人に紹介しようとすれば、どうしても平凡になり心に響きません。バリアブルDMではOneToOneマーケティングの考えが取り入れられています。
バリアブルDMを実現しているのは、送り手のCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)システムの活用と印刷技術の進歩です。顧客データベースを分析して、各顧客が最も好みそうな文章や写真、イラストを盛り込み関心を引きます。提案する商品、サービスそのものをお客様ごとで変えることもできます。
DMの基本要素(封書)
DMを構成している基本的な要素として、外封筒/レター(挨拶状)/案内パンフレット/申込書(資料請求はがき等)の4つがあります。これ以外にも、より注目してもらうためのフライヤー(別刷チラシ)を追加したり、開封率を上げるためのドアオープナー(キャンパスグッズ等の小物)を入れたりとさまざまな組み合わせが考えられます。基本をベースに目的に応じて構成していきます。
DMの基本要素「外封筒」
中身を運ぶことが役割ではありますが、受取人は受け取ってから数秒間は封筒を眺めます。ですから伝えたいメッセージや内容、中身が何かを外封筒に書いてあることから読み取ってもらうことが大切です。封筒サイズ、紙質、デザイン、Photoなどのビジュアル、コピーなど読み手にどう伝わるかを考える必要があります。
DMの基本要素「あいさつ文/レター」について
挨拶状は意外と軽視されがちですが、封筒内に潜むセールスマンです。なぜDMが届けられたのか、説明・説得しなければなりません。ごあいさつではなく気持ちをいれて書いたもの、誠心誠意書いたものが一番反応するのではないでしょうか。
※DM挨拶文の追伸は意外な効果を発揮します。追伸で一番伝えたいことをうたうことで心に残ることも。
DMの基本要素「案内パンフレット」
案内パンフ制作にあたり必ずおさえるポイントは「わかりやすい表現であるかどうか」です。 伝わらない・わからない⇒選ばれないということです。案内を読んだ受験生にどのように行動してほしいかを意識して制作します。また、「見た目」だけでなく「ことば」にも注意を払うべきです。もっとも避けるべきことは、制作側の「わかってくれるはずだ」という思い込みです。受験生のことを考え、わかる、伝わるコピーで。
必要で価値のある情報を送れるDM
ターゲットを絞り直接伝えられ、相手に合わせた情報を出せる時期、内容が自由に変えられ、柔軟な対応が可能...等。ホームページ、広報ツール、広告のサポート機能として、有効活用したいものです。